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立石寺(山形県山形市)―50年に1回のみのご開帳、堂々たる薬師如来
今年、山形がアツいのは、間違いなく立石寺、通称・山寺のご本尊である薬師如来が50年に1回の開帳を迎えるためである。慈恩寺の開帳もこの開帳に合わせたものだろう。 4月末の開帳スタートから、どのくらいの混雑なのか気になってニュースやツィートなどを... -
下宝沢 蔵王大権現(山形県山形市)―3mを超す大迫力の蔵王権現
山寺から2つほど峰を超えた南側に下宝沢(しもほうざわ)という地区がある。ここはかつては蔵王山へと向かう参道だった。今では表ルートではない道になったが、やはり今でも蔵王山へと向かう道がある。 その道を山へと進んでいくと、鳥居と「蔵王大権現」... -
慈恩寺(山形県寒河江市)―可憐な菩薩と個性的で素晴らしい造形の十二神将
4月は興福寺がアツかったが、5月は山形がアツい! なんといっても、山寺(立石寺)本尊・薬師如来坐像が50年に1度のご開帳というのがメインなのであるが、山寺からは少し西へ離れたここ慈恩寺でも、それに合わせて特別開帳「慈恩寺秘仏展」が行われている... -
竹林寺(奈良県桜井市)―鋭く深い彫りの衣紋が素晴らしい薬師如来
南円堂や東大寺などをめぐった奈良の旅も、この日が最終日。 本当は27日に奈良を離れる予定だったが、1日延長した。先日、仏像仲間たちのブログにアップされていて非常に興味を持った桜井市の山中にある竹林寺の薬師如来が、4月28日にご開帳になるという... -
南円堂特別開扉(奈良県奈良市)―康慶による原点回帰の堂々たる観音
今年の春は奈良がアツい!興福寺がアツい! 普段は1年に1日のみ、10月17日にしか開扉しない興福寺南円堂。その南円堂の創建1200年ということで、今年はなんと2ヶ月の長期に渡って開扉されるというのだから、アツくなるのも仕方ないのである。 私は物心... -
方外院(山梨県南巨摩郡身延町)— 謎多き魅力的な如意輪観音
山梨県には素晴らしい仏像が数多く存在している、ということはここ3年ほどで知ったことである。山梨県には東京に来てからは何度も訪れているが、毎回、ワイナリーであったり七賢であったりほうとうであったりソフトクリームであったりと、どちらかというと... -
専長寺(愛知県西尾市)―京都から遷されてきた美しく気高い阿弥陀如来座像
西尾というとまず浄名寺、というイメージだったが、他にも近くにいい仏像が安置されたお寺があるか調べてみたところ、名古屋仏像研究会のナルサワさんのサイトである仏像ワンダーランドで、いくつかのお寺がヒットした。このサイトは、滋賀県の仏像情報を... -
浄名寺(愛知県西尾市)―母性そのものの円空の立木仏
羽島で円空に癒やされてから名古屋へ出て、名古屋の仏像仲間たち(名古屋仏像研究会)の忘年会に参加、そのまま名古屋に宿泊した。 翌日もどこかお寺めぐりしたいと思い、せっかく羽島で円空熱が高まり始めたところなので、以前より仲間たちのツィートなど... -
中観音堂、長間薬師寺(岐阜県羽島市)―円空の出生地、温和な薬師如来とやんちゃな護法神
年末はだいたい、実家である愛知県犬山市へと帰省する。年越しをしてすぐ東京に帰ってくる、というのがパターンだ。 帰省して翌日、実家からは1時間ちょっとで行くことができる岐阜県の本巣市にある谷汲山華厳寺へと向かう。 2011年6月に和歌山県那智で発... -
陽徳寺(愛知県犬山市)―数奇な運命を辿った精悍な大日如来
ふとした用事で愛知の実家へ帰省した。 今回は初めて、八王子から名古屋まで、夜行バスを使って実家に帰ってみた。運転しなくてもいいし値段も安いが、4列シートしかないということもあり、むしろ運転して帰ったほうがはるかに楽だった。 早朝の名古屋駅前...
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