東海地方– category –
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千手観音
智満寺(静岡県島田市)— 存在感溢れる個性豊かな千手観音
静岡県には新幹線や東名高速が通り、東京から西へと向かう人たち、もしくは西から東京へと向かう人たちの多くが通る場所である。かつては東海道という大動脈が通っていたのと同様、今も日本の交通の中核を為す地域であろう。 静岡県は東西に非常に長く、東... -
岐阜県
円明寺(岐阜県可児市)【後編】— 五大明王磚仏と弁財天、緻密な釈迦三尊像
— 前編より 岐阜県可児市には優れた仏像が遺されているが、土岐源氏の城のあった久々利の里にある円明寺は、まさしく土岐源氏によって再興されたゆかりのある寺である。平安時代作の地蔵菩薩を始め、数多くの仏像を有している。 本堂の秘仏・本尊薬師如来... -
岐阜県
円明寺(岐阜県可児市)【前編】— 土岐氏由来の古刹に展開する仏像ワールド
岐阜県可児市は私の出身地である愛知県犬山市と県境を挟んだ隣であることは前回のエントリでも書いたとおりである。私が小学生の頃はまだ可児郡可児町で、市民の私は、「まぁ町民だしねぇ」と子どもらしいバカな考えをしていたら、名古屋のベッドタウンと... -
岐阜県
願興寺(岐阜県可児郡御嵩町)— かつての繁栄を物語る素晴らしき仏像群
岐阜県はかつては文化薫る街道沿いの街であった、と、このブログでも繰り返し書くということは、つまりそれは今は昔ということの裏返しでもある。今回取り上げる可児(かに)郡にある中山道の宿場であった御嵩(みたけ)や、信長の重臣・森可成の居城とし... -
岐阜県
浄土寺(岐阜県岐阜市福富)— 頭の大きな平安仏と、つるっとした鎌倉仏
私の地元は愛知県犬山市である。ここには国宝4城のひとつである犬山城や明治村など、数多くの観光地があり、関東でも知っている人は多い。しかしそこが愛知県であるということを知っている人は実はそんなにいない。皆さん岐阜県だと思っていらっしゃるよ... -
十一面観音
岐阜市歴史博物館「岐阜の至宝展」(岐阜県岐阜市)―美江寺観音と塑像仏頭
この日は犬山市にある桃太郎神社のコンクリート像(浅野祥雲作)の修復活動に参加する予定であった。しかし無念の雨。。。ペンキの乾きの問題があるので雨では作業できないのだ。 雨の修復現場。 ということで、予定が空いた。 もし行けたら行きたいと思っ... -
東海地方
専長寺(愛知県西尾市)―京都から遷されてきた美しく気高い阿弥陀如来座像
西尾というとまず浄名寺、というイメージだったが、他にも近くにいい仏像が安置されたお寺があるか調べてみたところ、名古屋仏像研究会のナルサワさんのサイトである仏像ワンダーランドで、いくつかのお寺がヒットした。このサイトは、滋賀県の仏像情報を... -
東海地方
浄名寺(愛知県西尾市)―母性そのものの円空の立木仏
羽島で円空に癒やされてから名古屋へ出て、名古屋の仏像仲間たち(名古屋仏像研究会)の忘年会に参加、そのまま名古屋に宿泊した。 翌日もどこかお寺めぐりしたいと思い、せっかく羽島で円空熱が高まり始めたところなので、以前より仲間たちのツィートなど... -
東海地方
中観音堂、長間薬師寺(岐阜県羽島市)―円空の出生地、温和な薬師如来とやんちゃな護法神
年末はだいたい、実家である愛知県犬山市へと帰省する。年越しをしてすぐ東京に帰ってくる、というのがパターンだ。 帰省して翌日、実家からは1時間ちょっとで行くことができる岐阜県の本巣市にある谷汲山華厳寺へと向かう。 2011年6月に和歌山県那智で発... -
東海地方
陽徳寺(愛知県犬山市)―数奇な運命を辿った精悍な大日如来
ふとした用事で愛知の実家へ帰省した。 今回は初めて、八王子から名古屋まで、夜行バスを使って実家に帰ってみた。運転しなくてもいいし値段も安いが、4列シートしかないということもあり、むしろ運転して帰ったほうがはるかに楽だった。 早朝の名古屋駅前...
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